自己受容が進んで、ぐっと生きやすくなった時の話
こんにちは。
くれたけ心理相談室 心理カウンセラーの、國木晋之介です。
以前、自己受容(ありのままの自分を受け入れること)という概念を知り、自分を苦しめる考え方から少し抜け出せたという記事を書きました。
今日は、その時の詳細について書いてみます。
起こった変化
「どうやったら変わったか」の前に、「どう変わったか」の話をします。
この時の変化で、私はとても生きやすくなりました。
「どんな私でも生きていて良いし、どんな風に感じたって良いし、自分なりの意見を言ったり、幸せになったりする権利がある 」と思えるようになり、以下のような変化も得られました。
- 不安を感じにくくなった
- 人と比べなくなった
- 人の目を気にしなくなった
- 人といる時に緊張せず、ありのままの自分でいられるようになった
- 自分の意見を言えるようになった
- 自分がやりたいことを自信を持って選択し、楽しめるようになった
- 罪悪感無く休んだり遊んだり出来るようになった
まだ完全なわけではありませんが、元の自分に比べると大きく変わった実感があります。
変化につながったこと
三つの行動が、特に効果的だったと感じています。
セルフイメージを見直すワークに取り組んだ
当時受けたキャリアコーチング(カウンセラーも、コーチングやカウンセリングを受けることがあります)の最初のステップが少し変わっていて、「心の土台を形成する」というものでした。
話していく中で、当時の私は自分に対して「ありのままの自分はイマイチだ」「周りから喜んでもらえないと価値がない」と思っていたことがわかりました。
これを和らげるために、インナーチャイルドワークというワークと、その日あったポジティブ・ネガティブな出来事に対して、自分に共感や労いの言葉をかけるワークを実践しました。
特に前者で、心の中にいる幼少期の傷付いた自分を癒せたことが大きかったと感じています。
※これらのワークは心理的な負担を伴う場合があります。心身の状態によっては無理をせず、専門家と相談しながら行ってください。
仕事以外のコミュニティに参加した
現在、とあるゲームのオンラインコミュニティや、ボランティアサイトのメンバーコミュニティに参加しています。
これらのコミュニティでは、自分を出しても否定されませんし、能力や成果で批評されることもありません。
「ありのままの自分が受け入れられる」という成功体験を繰り返したことで、「このままでも良いのかも」と思えるようになりました。
趣味を心ゆくまで楽しんだ
メンタル不調をきっかけにまとまった休みを取る機会があったので、ずっとやりたいと思いながらも出来ていなかったことをやりました。
金銭面での不安はあったものの、療養期間だったこともあり誰からも咎められませんでした。
「自分がやりたいことをやっても誰からも何も言われない」という体験をしたことが、「自分がしたいことをして良いんだ」という感覚に繋がったように思います。
変化の起こり方
この変化は、徐々にというよりはある時期に一気に進んだ感覚があります。
ふと、「あぁ、なんかこのままでも良いのかも」と思えたタイミングがあった気がします。
「プラトー現象」ってご存知でしょうか。筋トレやダイエット、語学学習でもそうなのですが、努力の成果ってすぐには出ず、一定の停滞期を経てから突然現れるんだそうです。
今回紹介したこと以外にも、過去にいろんな本を読んだりワークに取り組んでいました。当時は「(なんかイマイチ効果が出ないなぁ…。)」と思っていたのですが、それらが下地になっていたのかも知れません。(過去に読んだ本や取り組んだワークも、追って紹介させていただきますね)
おわりに
少し長くなっちゃいました。
こうした経験を経て、私が「誰もが今すぐ自己受容すべきだ」と思っているかというと、そうではありません。
「ありのままの自分を受け入れる」って、とても大変なことだと思います。痛みを伴いますし、人それぞれのタイミング、合った方法があると思います。(私もまだ道半ばです)
ただもし今、理想と現実のギャップが大きく、自分を責めたり好きになれなかったり将来が不安になったりして苦しんでいる方がいたら、自己受容に向けた取り組みが、楽になるきっかけになるかも知れません。(カウンセリングでは、こうした自己受容のサポートも行なっています)
この記事が、少しでも誰かの助けになればと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
お知らせ
ブログの更新は、メールとSNSでお知らせしています。
ご都合の良い方法で、気軽につながっていただけたら嬉しいです🌱
投稿者プロフィール
最新の記事
私のこと2025年4月18日江東区でおすすめのランチスポット3選
お知らせ2025年4月16日カウンセリング情報を更新しました
自己受容2025年4月14日自己受容が進んで、ぐっと生きやすくなった時の話
私のこと2025年4月11日私の好きなもの