こんにちは。
くれたけ心理相談室 心理カウンセラーの、國木晋之介です。
先日、私が大好きな8人組コントユニット「ダウ90000」の第7回演劇公演『ロマンス』を観てきました。
とても良かったです。
今日は、この公演を観て感じたことを綴ってみます。
※以下、本公演のネタバレを含みます。
劇中、「各々が持つ世界観の差によって発生する面白さ」が随所に散りばめられていました。
例えば、演技に熱い俳優。演技に対する情熱のあまり、役のモデルになっている人物に対して「あんまり小綺麗にしないほうが良いかなと思って」などと失礼なことを面と向かって言います。
他にも、極端に上辺だけの会話をする業界人や成功しているのに強い焦りを感じている女優など、各々が持つ世界観のズレがおかしな行動を生み、笑いを誘います。
これらが面白く、でも少し怖いところは、「みんな本気」なところです。
おかしな行動や冗談だと思ってやっていない、そうするのが正しい、そうするのが一番良いと思ってやっているのに、おかしなことになる。認識が食い違い、時に悲劇を生む。
こういったことは、我々が生きる現実世界でも想像以上に起こっているのだと思います。
たまたま同じ国で同じ言葉を話しているのでなんとなく分かり合えている気がしていますが、実際は各々が暮らしているのはほとんど別の世界なのではないでしょうか。
実は他人って「見た目がそっくりな別の星から来た宇宙人」ぐらい異なる存在で、むしろ近しい人ほどこの前提を持って関わらないと危ういのかもしれません。
劇中では、普通以上に共通する世界観・前提を持っている組み合わせもあって、普通は説明しないとわからない比喩を当然のように使い合うような場面もあり、それもまた面白かったです。
似た価値観を持っていて、詳しく説明しなくても通じ合える良さ、みたいなものもありますよね。
総じてとても面白かったので、もし気になった方がいたらぜひ配信で観てみてください。
(※この記事を投稿する2025/05/19時点では、まだ配信は始まっていないかと思います)
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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投稿者プロフィール
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メーカーにてAI関連製品の研究開発に携わった後、IT業界に転職。
仕事の傍らで産業カウンセラーの資格を取得し、心理支援の分野へ転向。
現在は心理カウンセラーとして都内を中心に活動している。
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