こんにちは。
くれたけ心理相談室 江東支部、心理カウンセラーの國木 晋之介です。
先日、『猥談バー』というイベントに参加してきました。
とても独特な体験ができたので、感想をしたためてみます。
※私はいたって真剣なのですが、テーマの性質上、苦手に感じられる方もいらっしゃるかと思います。そういった方は、今回の記事はスルーしていただけますと幸いです。
何そのイベント
猥談バーというのは、佐伯ポインティさんという方が過去にされていたバーで、文字通り「猥談を語ること」が主眼のバーです。
残念ながらコロナの影響で閉店してしまったのですが、このたび数日間だけ限定復刻するということで、お邪魔してきました。
この方は、いろんな人から猥談を集めて紹介するYouTubeをされているのですが、内容とは裏腹に全くいやらしい感じがせず、また人への優しさに溢れていて、見ていると心から笑えます。
視聴者からのお悩み相談を受けるPodcastもされているのですが、どの回答もユニークで温かく、こちらもまたおすすめです。(本 も出版されています)
猥談バーでは以下のルールを守った上で、それぞれの性癖や性体験について自由に語り合いました。
- 猥談バーでは、“猥談だけ”を楽しむ
- 相手の性癖・性体験を否定しない
- 連絡先を聞いたり、触れたりしない
- 不倫や違法性のある猥談はNG
- お酒はちゃんと猥談できる量まで
感じたこと
世の中いろんな人がいる!
参加者が話す内容はどれも個性的で、同じものは一つとしてありませんでした。
いろんな人がいることなんて、ある程度わかっているつもりでいた(お仕事の性質上、普通以上にわかっていてもおかしくない)のですが、改めてそのことを実感しました。
私の普段の知り合いについても、私はそのごくごく限られた一面しか知らず、他の顔や知らない思いがたくさんあるのだと思います。
カウンセリングでは他の場所で話せないようなお悩みを話していただきますが、それでその人のことをわかった気になるなんて勘違いも甚だしく、「少しでもこの人のことを知りたい、わかりたい」という姿勢を持ち続けよう、と強く心に誓いました。
これぞ多様性?
また、批評される心配なく自分の体験や思いを語ることができるというのは、本当に素晴らしいことだなと改めて感じました。
どの参加者も活き活きと話していて、「話せてよかった」という感想をお持ちの方もたくさんいらっしゃいました。
「否定しない」というルールがありはするのですが、それ以上に全員が各々を尊重し合う温かい空気感がその場にはあり、これこそ多様性なんじゃないかしら?なんて思ったりもしました。
実際に困り事が発生したときにどうするかは現実問題として考えながらも、その根底にある価値観や思想は、それがどのようなものであっても尊重できる人でありたいな、と感じました。
あとがき
なんだか奇妙な、でもとても良い時間でした。
会ったばかりの相手に普段はできない話をするという点では、少しカウンセリングに通じるところもあったかもしれません。
実は精神的にかなり辛かった時期に上述のYouTubeチャンネルに支えられていたのですが、そのことのお礼を直接言えたのも嬉しかったです。
なんというか後にも先にもない、忘れられない一日になりました。
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投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室 心理カウンセラー
- メーカーやIT業界での経験を経て、現在は人の想いに耳を傾けることを仕事にしています。
カウンセリングでは、安心してなんでも話せる時間を大切にしています。
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