こんにちは。
くれたけ心理相談室 心理カウンセラーの、國木 晋之介です。 

ちょっと大袈裟なタイトルで恐縮なのですが、ここしばらくぼんやり考えていたことを言語化できた気がするので、もし良かったら読んでやってください。


今朝とあるエッセイを読んでいてふと、「文章を書く時にAIを使うのを控えてみようかしら」と思いました。

もともと校正だけをお願いするようにはしていて、それは執筆をお願いすると文章がすごくAI臭くなるし、「私らしさ」みたいなものが著しく損なわれるしで、そこから修正するのがとても大変だったからです。

それすらも頻度を抑えてみようかなと思ったのは、素敵な文章を読んで「自力で良い文章が書けるようになりたい」「AIではこの味は出せない」と感じたからでした。


これと似たニュアンスで、「読める漢字や書ける漢字、知っている単語を増やしたい」と時々思います。

今日日、漢字や単語なんてインターネットで検索すればいくらでも「正解」が出てくるのですが、そうではなくって、「自分のものにしたい」みたいな感覚です。


昨今はAIの凄まじい発展によって、悩みごとに対する答えすらすぐに「正解っぽいもの」が手に入るようになってしまいました。

ただ毎日AIを使っていて感じることとして、「同じ選択肢に辿り着くにしても、応用の利き方が違う」というのがあります。

自分なりにでも構わないので「なぜそうすると決めたか」が説明できる状態でないと、ダメだったときに何がダメだったのか、ひいては「じゃあ次はどうしたら良いのか」、がうまく考えられない気がします。

「正解っぽいもの」に飛びつくのは非常に楽なのですが、頼り過ぎると結局行き詰まっちゃって、「急がば回れってこういうことなのかしら?」なんて思ったりしています。


またちょっとカウンセリングの宣伝になっちゃうのですが、カウンセリングとAIへの相談に感じていた大きな差の一つは、まさしくここな気がしています。

カウンセリングでは効率よく正解を導き出そうとせずに、クライエントが「あぁでもない、こうでもない」とウンウン唸って考えているのをじっくり待って、お付き合いします。

結果として、同じ選択肢に辿り着くとしても、より深く理解して納得して実行できる。

一見すると効率の悪い「あぁでもない、こうでもない」にこそ、大切な価値があるのだと思います。


…というわけで今後、このブログはこれまでにも増して拙くなるかもしれないのですが、これからの時代には珍しくなっていく(と思われる)「天然物」の文章として、気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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國木 晋之介くれたけ心理相談室 心理カウンセラー
東京都内を中心に、心理カウンセラーとして活動しています。

以前はメーカーやIT業界で、AI関連の研究開発者やエンジニア、プロジェクトマネージャーとして働いていました。
働く中で辛さを感じ、多くの人が苦しむ姿も目の当たりにしてきたことが、この道を選ぶきっかけになりました。

辛さや悩みを抱える人が、気兼ねなく気持ちを吐き出せる場でありたい。
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