こんにちは。
くれたけ心理相談室 江東支部の國木 晋之介です。 
先日、落語を見に行ったのですが、その中の一つに印象的なお話があったのでご紹介します。
物語の中で、せっかちで短気な主人公は、とある心学者のもとを訪ねて話を聞くよう勧められます。
そこで心学者が語ったのは、「何事も"天災"だと思って諦めてみてはどうか」、という教えでした。
小僧にうっかり水をかけられたとしても、屋根から瓦が落ちてきたとしても、それらは全て"天の成したこと"なのだ、と。
なるほど確かに、そう考えれば腹を立てることは減る。腹を立てて得をしたことはないし…と感心した主人公は、得意げにその話を人にしようとします。
ところが、なにぶんせっかちなのでうまく話せず…という展開で物語は進んでいきます。
そう思うと他人って、ほとんど天気みたいなものなのかもしれません。(「女心と秋の空」なんて言葉もありますし。)
なまじ意思疎通が取れるのでどうにかなる気がしてしまいがちですが、実際には想像以上に予想できず、ままならない存在なように思います。
個人としてできることは、雨が降るなら傘をさす、合わないなら距離を取る、ぐらいが関の山なのかもしれません。
そう思うと、「なんで晴れてくれなかったの?」と天に怒ることがないように、自分の期待とはかけ離れた振る舞いをする他人をもう少し諦められるような気もします。
それはそうと、久々に見た落語はやっぱりすごかったです。
枕(本題に入る前の導入部分)が終わって本編に入る瞬間、まるで登場人物が憑依したかのようにバチッと人格が入れ替わり、一気に引き込まれます。
名人芸ってすごい。
こっちでもまた、時々見に行こうと思います。
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投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室 心理カウンセラー
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メーカーやIT業界での経験を経て、現在は人の想いに耳を傾けることを仕事にしています。
 
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