こころの健康を保ちながら生成AIを活用するために気をつけていること

こんにちは。くれたけ心理相談室 江東支部の國木 晋之介です。

最近、生成AIに関する話題を目にしない日の方が珍しくなってきました。

すごく便利な反面、付き合い方を間違えると心の健康を害しそうな気もしています。

そこで今回は、私自身が気をつけていることや、生成AIとの距離感・付き合い方について書いてみます。

存在を程よく無視する

「AIをどう使うか」という具体的な話の前に、まずは「AIという存在とどういう距離感で付き合うか」という、心の持ちようについて触れてみたいと思います。

ネットを見ていると、「AIに奪われる仕事リスト」といった不安を煽るような見出しが嫌でも目に入ってきます。

また、新しいツールが次々と出てくるので、「常に情報を追いかけていないと取り残されるのではないか」という焦燥感(いわゆるFOMO:Fear Of Missing Out)を感じることもあるかもしれません。

私自身、そういったノイズに当てられそうになることがあります。

ただこういった情報は内容が二転三転しますし、将来を予測することの難しさもよく耳にします。

なので、ある程度の情報は入れつつも、基本的には「自分は何を大切にしたいか?」を常に考えながらそこに向かい続けることを軸にし、振り回されすぎないようにしたいなと思っています。

エコーチェンバー(反響室)にならないようにする

AIは基本的にすごくイエスマンでかなり煽ててくるので、使っているうちに「自分の考えの偏りが助長されないか?」「過度に自己評価が高くならないか?」と心配になってきます。

実際に、エコーチェンバー現象(SNSなどの自分と似た意見ばかりが届く閉じた空間で、考えが偏ったり増幅されたりする現象)の危険性も指摘されています。

これを極力抑えるため、相談をする際は「Aだよね?」と聞くのではなく、「Aかな、それともBかな?」と選択肢を並べたり、あえて別の視点やリスクを指摘させたりしています。

これはAIを有効に活用することにも繋がると感じていて、例えば「よく眠るためには、睡眠の何時間前に入浴すると良い?」と聞くより、「よく眠るためにはどうしたら良い?」と広く聞く方が、網羅的に情報提供してくれます。

広くフラットに質問し、そこから気になった部分を深めていくような使い方が、考えの偏りを防ぐのに役立つと感じています。

主体を手放さない

AIに振り回されないためのもう一つのポイントは、「主体を手放さない」ことかなと思います。

「使いすぎると考える力が衰える」といった指摘も時折目にしますが、判断を委ねたり、考えることを丸投げしない限りは、そうはならないかなと思っています。

元々やっていた仕事を人に任せて自分はチェック役に回っても、その仕事ができなくなるわけではないですし。

あくまでも判断と責任は自分の所在であることを意識しつつ、アシスタントやコンシェルジュのようなイメージで使うのが良さそうな気がしています。

自分なりの「付き合い方」を探り続ける

AIがどういうものかを(無理のない範囲で)知り、自分なりの距離感を探りながら付き合っていけば、振り回されて消耗しすぎることなく、そのメリットを享受できるのではないかなと考えています。

これからもAIに限らず様々な変化が訪れるかと思いますが、時折立ち止まって自分なりの付き合い方を模索してみても良いかもしれません。

投稿者プロフィール

國木 晋之介くれたけ心理相談室 心理カウンセラー
都内・近郊およびオンラインで、心理カウンセラーとして活動しています。

カウンセリングでは、安心して気持ちを吐き出せる場であることを大切にしています。その上でご相談者様のペースに合わせて、考えを整理したり、次の一歩を考えるお手伝いをしています。

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