飽食・安全・情報過多の現代を生きる

東京の街並み

こんにちは。くれたけ心理相談室 江東支部の國木 晋之介です。

最近、「人間の遺伝子は原始時代を生き延びることに最適化されており、それと現代社会とのギャップが生きづらさを生んでいる」という説をよく耳にします。(「進化論的ミスマッチ」と呼ばれる理論だそうです。)

もし今あなたが生きづらさを感じているなら、ここに原因があるかもしれません。

私たちの脳は原始時代のまま

生物の進化には、約数万年〜数百万年の時間がかかると言われています。それに対し、ここ数百年の社会の変化はあまりに急激です。

そのため、私たちの心身には下記のような「ズレ」が生じています。

食生活と代謝
飢餓に備えて高カロリーなものを欲する本能が、飽食の現代では肥満や生活習慣病を招いている。

身体活動
一日に長距離を移動する構造の身体に対し、デスクワーク中心の生活が運動不足を生み、腰痛や筋力低下を引き起こしている。

ストレス反応
猛獣から逃げ切れば終わるはずの「緊急アラーム」が、ゴールの見えない悩み(仕事や将来の不安)によって鳴り続けており、脳が休まらなくなっている。

社会的繋がり
数十人から150人程度の親密な集団に適応した脳にとって、 SNSや都市のような「多すぎる繋がり」はキャパシティを超えており、かえって孤独や不安を感じやすくなっている。

少しだけ原始に還ってみる

動物とは異なり人間は、環境の変化と本能とのギャップを情報で埋めることができます。

原始時代に戻ることはできないので、生活の中にほんの少しずつ、昔の人類のように生きる要素を取り入れてみると良いかもしれません。

食生活と代謝
加工の少ない食材を選び、空腹の時間を作ることで内臓を休ませる。

身体活動
散歩や軽い運動を日常に取り入れ、適度な負荷で「動くための身体」としての機能を保つ。

ストレス反応
デジタルデトックスや自然に触れる時間、マインドフルネスを通じて、脳のアラームと上手く付き合う。

社会的繋がり
画面越しの多すぎる繋がりを整理し、一定数のリアルな交流を保つ。

「不自然」な時代を生きる

私たちは、まだ誰も生き切ったことのない「最新の現代社会」を生きています。

「これ、ちょっと過度に不自然かもな」と感じる要素を少し緩和するだけでも、心身の調子が変わってくるかもしれません。

投稿者プロフィール

國木 晋之介くれたけ心理相談室 心理カウンセラー
都内・近郊およびオンラインで、心理カウンセラーとして活動しています。

カウンセリングでは、安心して気持ちを吐き出せる場であることを大切にしています。その上でご相談者様のペースに合わせて、考えを整理したり、次の一歩を考えるお手伝いをしています。

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