『キャリアコンサルタントの質向上に関する報告書』を読みました

こんにちは。くれたけ心理相談室 江東支部の國木 晋之介です。
先日、『CCの質向上に関する報告書』を読みました。(CCはキャリアコンサルタントです)
カウンセラーとしても重要なことが書かれていたので、印象に残った箇所について感じたことを書いてみます。
「質」について
『質向上に関する報告書』なので質の話がメインだったのですが、報告書には、
「質の高さを測る最も明確な基準は、相談者にとって役に立つ支援ができること」とありました。
当たり前のことなのですが、これが一番大事ですし、迷った時はここに立ち返ろうと改めて思いました。
また質を構成する要素としては、
「CC の質を決定的に左右するのは、自身の自己理解の深さである」
「他者理解への態度は、人を容易に分かったとしない姿勢、すなわち謙虚さである」
と記載されていました。
漫然と意識するのではなく、この二つを追求する具体的な手立てを、今後も模索し続けていきたいと思います。
報告書では、その手立ての一つとしてAIの活用も提言されていて興味深かったです。
AIの影響について
報告書には、AIが与える影響についても記載があり、強く印象に残りました。
「AI へのアクセスが日常化し、誰もが無料で瞬時にアドバイスを得られる時代において、 CCという専門職の存在意義は厳しく問われるようになる」
「手間や費用をかけてでも、『この人間(CC)に任せたい』『直接対話したい』と思わせるだけの価値を提供できなければ、キャリアコンサルティングのノウハウを詰め込んだ AI が登場した暁には、CC の存在価値が問われる局面が早晩訪れる」
とありました。
これは私の実感とも重なります。
AIによる影響には段階があると思っていて、AIが人間にはなれない以上、完全代替は原理的に不可能ですし、限りなく近いサービスが現れるのもまだまだ先のことだと思うのですが、問題が発生するのは、それよりももっと手前の段階だと思います。
今既に起こっている、「それなりの応答が、安価かつ瞬時に得られる状況」は存在意義を厳しく問うものであり、実際に人間への相談は微減傾向にあるという調査も出ています。
「なぜカウンセリングには効果があるのか(AIへの相談とは何が違うのか)」を、自分の言葉で話せるようになっておく必要がある、と改めて感じました。
この問いについては、追って整理してサイトに投稿しようと思います。
投稿者プロフィール
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