「実際」よりも「本人がどう感じているか」が大事

こんにちは。くれたけ心理相談室 江東支部の國木 晋之介です。
今日は、「本人がどう感じているかが大事」という話を書いてみます。
客観的事実は存在しない
カウンセリングについて学んでいると、クライアントの見方に立って感じることの大切さが何度も強調されます。
私たちにはそれぞれの価値観があり、感じ方があります。それを取り除いて何かを感じたり考えたりすることはできません。
そういう意味で、「誰にとっても絶対に正しいこと」というのは存在しないのだと思います。
実際にお話を伺っていても、皆さんさまざまな物の見方をされています。(時にそれが、苦しみを生んでいたりもします。)
それらはきっと、生まれてからこれまでの体験を通して形作られてきた、各々の価値観なのだと思います。
「そんなことないよ」も否定?
私個人としても、「実際にどうか」とかよりも、「その人がどう感じているか」が大切なんじゃないかな、と考えています。
そんなふうに考えているせいか、誰かが自虐的なこと(「自分は能力が低いから」とか「友達が少ないから」とか)を言った時に、即座に他の人から「そんなことないよ」といった否定が入ると、少し違和感を覚えます。
そう言いたくなる気持ちもわかるのですが、状況がどうであれ、それを言った人は今そう感じているわけです。
それに対してすぐに「違う」というのは、それはそれで相手の感じ方を否定する行為なのかな、と思っています。(そもそも、その方がそのことを悪いことだと捉えていない可能性だってありますし。)
私は、「そうなんですか?」などと、「私は特にそういうふうには感じていないけど、あなたはそう感じているの?」みたいなニュアンスで返すことが多いです。
「現に今私はこう感じている」
「間違ってるかも」とか「普通じゃない」とか、いろんな声が聞こえてくることもあると思います。
でも他人がなんと言おうと、あなたがそう感じているなら、「あなたがそう感じている」ということは事実です。
心の中でなら何を思ったって自由ですし、後から変えることだってできます。
一旦色んなことは無視して、まずは「今あなたがどう感じているか」に目を向けて、認めてあげてもいいかもしれません。
投稿者プロフィール
- くれたけ心理相談室 心理カウンセラー
- 都内・近郊およびオンラインで、心理カウンセラーとして活動しています。
カウンセリングでは、安心して気持ちを吐き出せる場であることを大切にしています。その上でご相談者様のペースに合わせて、考えを整理したり、次の一歩を考えるお手伝いをしています。
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